「働くことを軸とする安心社会」という理想を実現

2024政策研究フォーラム・新春旗びらきを開催

1月18日(木)山口市において、連合山口と山口県労福協が開催した「2024政策研究フォーラム」には103名、「2024新春旗びらき」には112名が参加しました。

【2024政策研究フォーラム】
第一生命経済研究所首席エコノミストの熊野英生氏を講師に迎え、「賃上げ実現に向けた地方としての課題」をテーマに講演いただきました。
熊野氏は、2024年のキーワードは「値上げ・賃上げ・利上げ」であるとし、世界情勢や日本の経済政策や景気について、統計をもとに説明したのち、「利上げ・賃上げは企業経営者にとっては痛みになるが、企業の財務体制が改善しており、損益分岐点も下がっていることから、今年は十分に賃上げに応えられるし、利上げのショックも吸収することができると考えられる。また、中小企業の賃金を上げるには価格転嫁を進めると同時に労働生産性を上げて成果を拡大することが重要になる。2024年問題と言われているように、今年の4月から自動車運転業などで労働時間規制が強化されることにより、輸送能力が大きく低下することが懸念されている。物流業界だけではなく、社会全体で効率的な運輸に取り組み、生産性を上昇させることが必要になる。昨年の連合集計では3.58%の賃上げだったが、今回はそれを上回る賃上げ率になるといわれている。ぜひ達成して日本のデフレ脱却・物価正常化に力を尽くしていただきたい」と述べられました。
連合山口は「みんなで賃上げ。ステージを変えよう!」をスローガンに、2024春季生活闘争の取り組みます。

【2024新春旗びらき】
 主催者代表挨拶で伊藤会長は「まずは北陸・能登半島地震において被災された皆様に対しお見舞い申し上げるとともに、お亡くなりになられた御霊に深く哀悼の意を表する。連合山口としても、一日も早い復興に向けて精いっぱい努力をしていく。今年の春闘については、『日本の明るい未来をつくる春闘』と位置づけ、取り組みを強化している。まずは賃金を上昇させることが経済を再生させる起爆剤になる。ぜひ、この春闘時期にお互いが意見を交わし、真剣な議論を徹底的に行った上で、明るい未来が展望できるような結論を見出していきたい。本日お集まりの各界を代表される皆様の懐深いご対応と将来を展望したご英断を切にお願い申し上げる」と述べました。続いて各界、各層よりご臨席いただいた来賓の皆様からご祝辞をいただきました。その後、各界・各組織の発展に向け、参加者相互の交流を深めました。

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