連合山口は、2023春季生活闘争の成功に向けて、構成組織役員の参加による意識の高揚と要求貫徹を確認するため、「2023春季生活闘争勝利決起集会」を開催しました。山口市の会場には、県内各地から86名が集まりました。また、今春行われる山口県議会議員選挙の連合山口推薦候補者7名も会場に駆けつけました。
主催者を代表して伊藤会長は「2023春季生活闘争のスローガンは『くらしをまもり、未来をつくる。』である。今、私たち『働く者・生活者』を取り巻く環境は、以前にもまして厳しさを増している。超少子高齢化に伴う様々な問題や税と社会保障制度の在り方、地球環境問題、円安、物価高等々、課題は山積している。そのような中で、もっとも身近で切実な課題は『物価上昇に見合った賃金上昇』が出来ていないということである。この賃金水準の停滞こそが、経済の長期停滞と様々な格差につながる構造的課題の原因の一つになっている。今こそ、連合は社会的役割として、この状況を打破し、すべての働く者の生活の維持・向上をはかるため、『賃上げはコストではなく未来への投資』であることを強く訴え、経済の後追いではなく、経済・社会の原動力となる『人への投資』を積極的に求める『未来づくり春闘』を展開してかなければならない。2023春闘は、厳しい闘いとはなるが、四囲の状況を鑑みれば、これまでにない賃上げのチャンスでもある。今こそ、連合のめざす『働くことを軸とする安心社会』の実現に向けて働く仲間の力を結集し現状を打破していく時である。今春闘に大きな期待を寄せている、すべての働く仲間の笑顔のため、大切な家族の笑顔のため、そしてこれから先の『明るい未来』を切り拓くため、連合の底力を発揮して、25年以上重く閉ざされていた『賃金上昇』に向けた扉を自らの手で押し開こう」と訴えました。
続いて、連合山口推薦候補者7名を紹介し、連帯の挨拶をいただきました。
その後、自動車総連 内田記央さん、UAゼンセン 吉井美雪さん、自治労 古川俊さんより、それぞれの立場から交渉状況報告・決意表明を行いました。
女性委員会の海井委員長が「『人への投資』が低迷し、雇用・労働条件の向上が置き去りにされてきた結果、わが国の経済と賃金は20年以上にわたり停滞している。この現状から賃金も物価も経済も安定的に上昇する姿へとステージを変えていくために、私たち労働組合がけん引役となって、2023春季生活闘争をターニングポイントとして賃上げを勝ち取る必要がある。組織の総力を結集し、最後の最後まで、ともに闘おう!」とする集会アピールを読み上げ、満場の拍手で採択されました。
最後に、全員で団結ガンバロー三唱を行い、春闘勝利に向けて闘い抜くことを誓いました。
決意表明 自動車総連 デルタ工業労働組合防府支部 支部長 内田記央さん
決意表明 UAゼンセン イオンリテールワーカーズユニオン中四国グループ副議長 吉井美雪さん