連合山口男女平等参画推進会議は、6月19日(土)、2021男女平等参画推進セミナーを開催。各構成組織や女性委員会、青年委員会から47名(会場33名、WEB14名)が出席しました。
はじめに、男女平等参画推進会議の角議長が、「今回のセミナーは、実際個々の組合員と対応される現場の担当者または次世代のリーダーの方に参加いただき、感じてもらい、今後の活動へ活かしていただきたいと思い企画した。皆様方の積極的な参画により、認識を深め合い、連合がめざす『働くことを軸とする安心社会』『ジェンダー平等社会』の実現に貢献できればと考えている」と挨拶しました。
続いて、LGBT当事者を講師に迎え、「多様な性から多様性を考える」をテーマに講演していただきました。「性的指向や性自認はプライバシー事項で、本人の了解なく他人に公表すること(アウティング)はNG。たとえ本人の事を考えて、良かれと思ったとしても絶対にしてはいけない。もし当事者から相談があったなら、本人からどうしたいかを聞いてほしい。そして相談後もこれまで通りの態度で接してほしい」と、当事者の立場から訴えられました。また、「多様な性について学ぶことによって、すべての人たちが過ごしやすい職場や社会にしていくために、どのような環境整備ができるか考えることが必要」であり、「トイレや更衣スペース、会社の福利厚生や自治体のパートナーシップ制度など、様々な面で『不利益を与えない』『平等』を軸とした環境づくりを行って欲しい」と述べられました。
その後、部谷山口市議会議員の進行で、「当事者に話を聞く」と題してパネルディスカッションを行いました。当事者のおふたりと、自身の性自認や性指向をはじめ、個人の経験談を交えてお話しいただきました。
参加者の皆さんからは、「あらためて自身の行動・言動を考えさせられるよい機会となった。まず知識をしっかり身につけて少しずつ理解していきたい」「当事者の方々が、自分は人は違うと思うのではなく、人はみんな違って当たり前だと自信を持って言える社会に早くなればいいと思った」「相手の考え方を尊重し、相手本位に行動することが大事だと思った」など、多くのご意見や感想が寄せられました。