連合山口ジェンダー平等推進会議は6月15日(土)、2024男女平等参画推進セミナーを開催。各構成組織や女性委員会、青年委員会から46名(会場36名、Web10名)が出席しました。
セミナーの開会にあたり、ジェンダー平等推進会議の田村議長が「連合は男女がともに仕事と生活の調和が可能な社会の実現や多様な働き方、生き方が選択できる社会の構築に向けて取り組んでいる。このセミナーを通じて、女性活躍推進の現状や制度、法律について学んでいただき、参加された皆さんの知識向上に繋がればと思っている」と挨拶しました。
社会保険労務士の宇佐美理世氏を講師に迎え、「男女がともにイキイキ働く未来のために」をテーマに講演いただきました。宇佐美講師は、これまでの女性活躍推進に関わる法律についての流れを押さえた後、女性活躍の壁について、「現実的にはまだまだ女性は結婚や出産期に退職してしまうとか、あるいは管理職や責任のある立場になりたがらないと思われ、これまであまり指導や育成をされてこなかったのに、いきなり女性管理職になれと言われても無理がある。また、女性が管理職になるにあたって重視しているのは、大変でもやりがいのある仕事や、平等で誠実な助け合いのある職場であることが分かっている」と述べ、こうした思い込みをなくし、職場環境を整えていくことが女性活躍の後押しになると強調されました。その後、仕事と育児等の両立を図るための様々な制度ついて、具体的な事例を挙げながらお話をされ、最後に「多様な働き方や生き方が選択できることが大切で、男女がともにいろいろな働き方、考え方が受け止め合える社会になっていくと、生き生きとした人生の実現につながっていく」と述べられました。
講演後、参加者の皆さんから「育休取得者が抜けた職場の業務分担について良い事例があれば教えてほしい」「育休復帰後の職場のファローアップ体制についてアドバイスがほしい」など活発な質疑が交わされました。