連合山口男女平等参画推進会議は、6月16日(土)山口市内にて、「2018男女平等参画推進セミナー」を開催し、構成組織より約80名(内、女性20名)が参加しました。
角議長より「男女平等参画の推進は、構成組織や単組においてもさまざまな取り組みを展開しているが、温度差があるのが実情であり、これは組織のトップの意識が関係していると認識している。本セミナーで、何か一つでも発見して頂き、今後の組合活動に活かしていただきたい」と挨拶しました。
講演では、社会保険労務士の宇佐美理世氏より、女性の活躍推進と男女平等参画、セクハラ・パワハラ、働き方改革からワーク・ライフ・バランスまで幅広い内容で講演していただきました。宇佐美氏は、「今の子供たちが社会に出るときのことを考えて欲しい。現役世代の私たちが、今、行動しなければ未来は何も変わらない」と述べ、参加者に対して、組合役員として知識を蓄えるだけに留まらず、「実践」を促しました。
学習会として、連合山口推薦議員の部谷翔大山口市議会議員より、「性的指向・性自認(SOGI ・LGBT)について、実体験や当事者の声を交えてわかりやすくお話しいただきました。部谷議員は、「知らないことが偏見を生んでしまう」と述べ、正しい知識を持つことの重要性を説いたうえで、個人でできる取り組みとして、「レインボーフラッグ」を掲げる取り組みを説明しました。
セミナーの最後には、「STOP!仕事におけるジェンダーに基づいた暴力キャンペーン」の取り組みとして、参加者全員でリーフレットを掲げ、ハラスメントの根絶に向けて取り組んでいくことを誓い合いました。
連合山口は、今後も、男女平等参画の推進に取り組んで行きます。
☆セミナー参加者アンケートより、一部抜粋
○先ず会社の女性の働きやすいシステムの設立の前にそこに働いている社員の意識改革が大切と思いました。
○自分では気づかない無意識な偏見に気づく事の重要性や、いろいろな種類のハラスメントを知る事ができ、セミナーの意義があった。
○企業が前向きに取り組まなければ絶対に進まないと感じた。労働組合としても、しっかりと課題感をもって取り組んでいかなければならないと思う。
○無意識の偏見について、改めて意識的に偏見な言葉を使わないように意識したい。
○男女が平等に働くには共に強い姿勢で自己主張をしていくことが必要。
○かなりいい勉強になりました。まだ理解者が少ないと思うので、理解者を増やさなければと思いました。
○自分のものさしで人を判断せずに、知る事で適切な対応を行える。
など、他にも多くの方がアンケートにお答えいただきました。