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連合2024平和行動in根室~北方領土(択捉島、国後島、色丹島、歯舞群島)の返還!日ロ平和条約の締結を!~

9月7日(土)・8日(日)の両日にわたって開催された連合「2024平和行動in根室」に連合山口から4名で参加しました。
1日目は北方四島学習会として、択捉島出身の元島民の方による「ふるさと北方四島への想い」と題した講演を拝聴しました。
2日目は、眼前に北方領土が望める納沙布岬・望郷の岬公園で「2024平和ノサップ集会」が開催され、全国の構成組織・地方連合会から計728名参集し、集会アピールを満場一致の拍手で採択しました。

 

 

【2024平和行動in根室 参加者レポート】

○自治労 古川 裕之
この度初めて平和行動in根室に参加し、北方領土の現状や、実際に元島民の方の体験談を拝聴する貴重な機会をいただきました。
集会の会場である納沙布岬から、北方領土はわずか3.7kmの位置にあり、当日も肉眼で歯舞群島や国後島を確認することが出来ました。島民の方々が故郷を奪われ、自由に往来することが出来ない現実を目の当たりにして納得しがたい感情がこみ上げてきました。
日本固有の領土である北方領土が旧ソ連により不法占拠され今年で79年。元島民の方々の平均年齢は88歳を超え、残された時間がいよいよわずかとなっています。一刻も早く元島民の方が、何の制限もなく島に戻ることが出来るように、私も微力ながらこの平和行動で学んだことを、多くの組合員等に伝えていき、北方領土問題はもちろんのこと、今後も様々な平和運動に取り組んでいきたいと思います。

○UAゼンセン 松富直哉
この度、平和ノサップ集会へ初めて参加させていただき、北方領土について元島民からの体験談や北方領土返還に対する想いを聞いて、改めて北方領土問題について考えさせられました。北方四島が不法占拠され今年で79年が経過し、現在は、ロシアによるウクライナ侵略によって、平和条約締結に向けての交渉や島民とのビザなし交流が一方的に停止され、墓参もできない最悪な状況に置かれています。
その中で、一刻も早い解決に向けて私たちのできることとして、今回の平和行動で学んだことや元島民の想いを、組合員をはじめ家族、周りの人々たちに伝え、少しでも北方領土問題に関心を持ってもらうことだと感じました。元島民の訴えを間近に感じた者として、少しでも行動していきたいと思います。

○情報労連  林 繁記
「北方領土」と聞いて頭に浮かぶのは、地図で考えると北海道の右側、根室半島の東方沖かな?当然ながら北方四島の名前はうろ覚えで、漢字表記の島名は読めないのが現実だと思います。私は今回参加するにあたり、北方四島の名前は読めるようにして、YouTubeで以前の平和行動の動画を閲覧したりしました。
8日現地は好天に恵まれ、国後半島の島影がハッキリ見えました。海は穏やかで納沙布岬から一番近い歯舞群島方面を眺めれば、本当にこのすぐ先に見えない国境があるのか?なぜ罪もない島民が島を追い出されなければならなかったのか?旧ソ連・ロシアに対する怒りと、元島民の皆さが自由に故郷へ帰れない現状を考えると、なんとも言えない複雑な気持ちになりました。
改めて「北方領土問題」は重要であり、来年戦後80年を迎え元島民の皆さんも高齢化が進む中、我々が「次世代への継承」を進めなければいけないと実感しました。

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