連合山口は、第2回執行委員会(1月17日開催)において決定した『2025春季生活闘争方針』について、1月22日(水)に記者発表を行いました。
冒頭、伊藤会長は「2025春闘は、四半世紀にも及ぶ慢性的なデフレに終止符を打ち、動き始めた賃金、経済、物価を安定した巡航軌道に乗せ、すべての働く人の持続的な生活向上を図ることを目標として取り組む。昨年の春闘では33年ぶりとなる5%台の賃上げが実現したが、生活が向上したと実感している人は少数に止まり、個人消費は低迷したままになっている。物価高が勤労者家計を圧迫していることに加えて、中小企業や価格転嫁・適正取引が進んでいない産業で働く仲間たちに賃上げの流れが十分に波及していない。今年の春闘は、賃金の上昇で個人消費を拡大し『賃金と物価の好循環』を実現するため、賃上げの広がりと格差の是正、適切な価格転嫁・適正取引の徹底、製品・サービスと労働の価値を高め認めあう取引慣行の醸成に力を入れていく。日本経済が動き始めた今こそ、政治・労働組合・使用者がそれぞれの立場から社会的責任を果たすべく、大きな問題意識を共有し、多くの人が生活向上を実感し、将来への希望と安心を創っていく好機として取り組んでいかなければならない。私ども連合は、働く仲間の力を結集し社会的うねりを創り出すべく、先頭に立って運動をけん引してまいりたい」と決意を述べました。
続いて豊村副事務局長が『賃上げ分と定期昇給分を合わせて5%以上、中小労組は大手企業との格差是正分を加えた6%以上、額にして18,000円以上』とする賃上げ目安などを盛り込んだ『2025春季生活闘争方針』について説明を行いました。
連合山口は、春闘の意義を広く発信することで、賃上げの機運醸成を図ってまいります。