連合山口は4月10日(月)、山口労働局より「非正規雇用労働者の賃金引き上げに向けた同一労働同一賃金の取組強化月間」に関わる要請を受け、伊藤会長に名田局長より要請書が手交されました。
名田局長は「日本の賃金は30年にわたって低迷している。その背景には賃金の低い非正規雇用労働者の割合が大幅に増加し、全体的に賃金を押し下げていることがあげられる。これを是正するために、法律で定められている同一労働同一賃金を遵守してもらう、例えばパート労働者にだけ通勤費を出さないなどの不均衡な待遇を是正するということについて、厚生労働省をあげて取り組みを進めている。連合山口にも広く周知広報をいただき、取り組みにご協力いただきたい」と要請の趣旨を説明しました。
要請を受けた伊藤会長は「まさに私たち労働者の立場に立った取り組みを行っていただいている。今春闘でも大幅な賃上げが行われているが、中々非正規雇用の方のところまで行きついていない。また、中小企業の経営者の中には、同一労働同一賃金の『均衡・均等待遇』の内容を正しく把握していない方もいる。そういった面では国、経営団体、労働団体などいろいろな立場から法律の内容や取り組みを浸透させていくことが重要だと考える。非正規雇用労働者の待遇の引き上げに向けて積極的に協力していきたい」と応えました。
厚生労働省ホームページより
「非正規雇用労働者の賃金引上げに向けた同一労働同一賃金の取組強化期間」(3/15~5/31)について
同一労働同一賃金特集ページ~雇用形態にかかわらない公正な待遇の確保について~