「働くことを軸とする安心社会」という理想を実現

2023政策研究フォーラム・新春旗びらきを開催

連合山口は1月17日(火)山口市において、山口県労福協と共催で2023政策研究フォーラムと、2023新春旗びらきを開催し、74名が出席しました。

【2023政策研究フォーラム】

冒頭、山口県労福協の中繁会長に挨拶をいただいたのち、第一生命経済研究所首席エコノミストの永濱利廣氏を講師に迎え、「今後の日本経済の展望と課題」をテーマに講演いただきました。
永濱氏は、「コロナ禍で、デフレによる国内の産業空洞化のダメージが浮き彫りになった。今後は生産拠点の国内回帰や、外資企業の日本進出が進む」「通常は物価が上がると経済が過熱するため、利上げによって引き締めを行うが、長きにわたってデフレの影響を受け続けた日本では、物価が上がると節約傾向が進んでしまうため、利上げ政策がとれず、円安が進んできた。しかし今年は、欧米は景気が後退局面に入ると予想されるので、利上げを終了させる可能性が高い。そうなると日本も相対的に円高が進むと思われる」と展望を述べました。また、「消費者物価インフレ率は、昨年10-12月がピークで、今年は電気・ガス代の負担軽減政策により下がると思われる。しかし、下がると言っても昨年末の大幅な物価上昇の影響で、前年比1%以上の物価高の状態になる。よって物価上昇を上回る賃上げが必要になるが、春闘での賃上げが3%台後半に行かないと実質賃金はプラスにならない。連合が目標に掲げる賃上げ5%は望ましい数値。実際は難しいかもしれないが、それぐらいの賃上げが必要」と、賃上げが今年の日本経済の大きなポイントの一つであることを説明しました。参加者からは「今年の賃上げの流れを来年以降も維持するにはどうすればよいか」との質問がありました。
連合山口は、日本経済・社会を新たなステージへ変えていく転換点とすべく、2023春闘では賃上げを中心に取り組みを進めてまいります。

【2023新春旗びらき】

新春旗びらきは、規模を縮小するなど、新型コロナウイルス感染対策を講じ、3年ぶりに開催することができました。主催者代表挨拶で伊藤会長が「年頭から政労使のトップがそろって賃上げの必要性を訴えている通り、日本経済の再生には賃金の上昇が不可欠である。本日各界からお集まりの皆様には、今春闘での将来を見据えた懐深い対応とご英断をお願いしたい」と述べました。続いて、村岡山口県知事をはじめ多くのご来賓からご祝辞をいただきました。最後に、全員でガンバロー三唱を行い、旗びらきを締めくくりました。

 

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