連合山口男女平等参画推進会議は、6月17日に山口市において「男女がともにイキイキと働き続けられる環境づくりに向けて」をテーマに、2017男女平等参画推進セミナーを開催、各単組の代表者および男女平等参画担当者47名が参加しました。
連合山口として初めての試みとなった本セミナーは、男女平等参画を推進するにあたり、基本的な内容である「男女平等参画の取り組みの状況」や「労働組合が男女平等参画に取り組む意義」についても再認識をはかり、構成組織や単組における「職場」での取り組みを後押しすることに加え、「企業・職場」を越えた「地域レベル」での課題を洗い出し、自治体や経営団体に対する政策制度の要請に繋げることを目的に開催しました。
はじめに男女平等参画推進会議の伊藤議長が挨拶を行い、セミナーの目的を説明したうえで「男女平等参画の取り組みについては、構成組織や単組によって温度差があり、この差はトップの意識の差も関係していると認識している」と述べ、トップの意識改革の必要性を訴えました。
その後、NPO法人ママワーク研究所理事長の田中彩氏より「子育てしながら思い切って仕事のできる環境づくり」についてご講演いただきました。田中氏は、実際に職場で両立支援の制度を活用するにあたっては、部下の私生活とキャリアを応援し、自らも仕事と私生活を満喫する次世代型上司「イクボス」がカギを握るということや企業合同による育休復帰支援セミナーの開催など地域連携の事例をご紹介いただきました。
続いて連合本部南部副事務局長より「連合のめざす男女平等社会の実現にむけて」と題してお話しいただき、労働組合が男女平等に取り組む意義や連合第4次男女平等参画推進計画の内容、男女平等社会の実現が連合のめざす「働く事を軸とする安心社会」の実現につながることを説明されました。
最後に男女平等参画推進会議の河村副議長が挨拶を行い「諸外国では、日本ほど両立支援の制度が整っていなくても、夫婦が協力して仕事と育児を両立している国もある」とし、男女がともにイキイキと働き続ける環境を自分たちでつくっていくためにも、男女の意識を変えていく必要性を訴えました。
連合山口は、今後も男女平等社会の推進に向け活動してまいります。