「働くことを軸とする安心社会」という理想を実現

労働行政に対し、監督・指導の強化を求め「春の要請」行動

   

中部地域協議会の吉村孝二議長と鶴岡事務局長は3月17日、萩労働基準監督署長と萩公共職業安定所長に対市、春の要請行動を実施した。

この要請行動は昨年から実施しているもので、監督署に対しては、①長時間労働および賃金不払い残業に対する監督指導の強化・徹底、②労働関係法の周知・徹底、③労働条件をめぐるトラブル防止、④最低賃金法違反の防止、⑤重大災害の再発防止の5項目について要請した。これに対し、山下署長は「命の問題は、労働者も労働行政も共通の課題。問題があれば匿名でも構わないので気軽に相談してほしい」とコメントした。

また、公共職業安定所(ハローワーク)には、就職時の労働条件をめぐるトラブル防止に向けて、①企業の求人申込書を受理する際には、記載内容が実際の労働条件と相違がないかの確認の徹底、②求人票の内容と実際の労働条件と異なるとの申し出があった場合の是正指導の徹底の2項目について要請した。藤本所長は「人手不足だからこそ人を大切にしないと企業の維持・発展はない」と述べ、両者とも監督・指導について前向きな姿勢を示した。

この他、鶴岡事務局長からは、労働相談事例を紹介し課題について共通認識を図った。

 

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