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2022平和行動in根室~北方領土(択捉島、国後島、色丹島、歯舞群島)の返還!故郷への想いをつなごう!四島交流を進めよう!~

連合は、9月10日(土)から11日(日)にかけて「2022平和行動in根室」を3年ぶりに現地根室市で開催、連合山口からは4名が参加しました。
択捉島、国後島、色丹島、歯舞群島からなる北方領土は、日本固有の領土ですが、第二次世界大戦終戦後の1945年8月28日にソ連軍が侵攻。そして旧ソ連・ロシアは今日にいたるまで北方領土の不法占拠・実効支配を続けています。連合は結成以来、運動の大きな柱の一つとして平和運動に取り組んでおり、北方領土返還要求運動についても取り組みを継続しています。
9月10日(土)は北方四島学習会が行われ、連合山口はAコースに参加しました。参加者は北方四島交流センターで「北方四島の自然と領土問題」「海から考える北方領土返還運動」について講演を聞き、北方領土問題の経緯や現状、課題や展望について学び、北方領土問題に対する理解を深めました。
翌9月11日(日)には「2022平和ノサップ集会」が納沙布岬・望郷の岬公園で開催され、全国から518名が参加しました。集会前には、連合中国ブロック連絡会として「竹島の領土権確立・北方領土返還!」チラシの配布を行いました。
集会の冒頭、主催者代表挨拶で芳野友子会長は「北方四島のうち、ここ納沙布岬から最も近い貝殻島まではわずか3.7キロ。正に目と鼻の先であるが、元島民の皆様はその近い近い故郷に戻れず77年間苦しんでこられた。日本政府には、この現実を重く受け止め、1日も早い北方領土問題解決に向けて粘り強い外交努力を求める」と述べました。その後、択捉島出身の鈴木咲子氏が「かけがえのない故郷を奪われた悲しさや悔しさに駆り立てられるように、元島民は心をひとつにして返還運動に参加してきた。孫たちを北方四島に連れていき、北方領土問題について関心を持てる機会を与えたい」と訴えました。また、連合島根の黒目敏行副事務局長から竹島問題についての特別報告も行われました。
最後に、「北方四島の早期一括返還と日ロ平和条約の締結による真の平和の実現をめざす」とした集会アピールを採択し、集会を終了しました。

 

≪2022平和行動in根室 参加者レポート≫

【基幹労連山口県本部 委員長 徳野啓範】
「北方領土」という言葉は今までも耳にすることはありましたが、今回の平和行動in根室及びノサップ集会で、「北方領土」の生い立ちや、現状、さらには課題について詳しく知ることができました。国同士で解決することが難しい状況においても、国民が声を発し続け、その重要性を訴え続けることにより、未来へ希望を繋ぐことが何よりも大事だと痛感させられました。「一番怖いことは忘れ去られること」まさしくその通りです。今回の貴重な経験を生かし、私も声を発し続ける一員となりたいと思います。

【UAゼンセン山口県支部 支部長 山本章宏】
17年振りに訪れた根室の納沙布岬。時は流れて北方四島の開発が以前より進んだ様子は学習会を通じて知ったものの、日本への返還はされず、ロシアによる不法占拠は現在も続いている。
ウクライナへの軍事侵攻により世界平和が脅かされている「今だから」こそ、この返還要求の声を連合が上げ続けることは極めて重要です。子供の頃に見た「北方領土は日本固有の領土です」の標語。そのことを改めて胸に刻みつつ岬先端から歯舞群島を望む機会を頂いたことに感謝申し上げます。

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