「働くことを軸とする安心社会」という理想を実現

ワーク・ライフ・バランスの先進的な取り組みを学ぶ~ 中小労働視察団を派遣~

連合山口は、7月7日~8日に中小企業労働組合の役員を中心とした総勢10名の中小労働視察団を派遣しました。この中小労働視察団は、産業基盤を支える中小企業・地場産業の育成・支援をはかり、地域経済の活性化を実現するための政策要求を研究することを目的に行っているものです。今年度は、「働き方改革」や「ワーク・ライフ・バランス」が社会的に注目されている中、社員の仕事と生活の調和に先進的に取り組まれている株式会社長岡塗装店(島根県松江市)を視察しました。

古志野常務取締役より、長岡塗装店におけるワーク・ライフ・バランス推進のきっかけが、約20年前、若年者のほとんどが塗装職人として一人前になるまでに退職しているという課題を克服するためであったことや、育児と仕事の両立に困っている社員を助けたいという思いで、短時間勤務制度などを整備してきたこと、その際には、育児とは関係ない社員にも配慮し、同時に介護や国家資格取得の奨励に関する制度も取り入れるなど社員全員の納得性や公平性を考慮しながら制度の構築に努めてきたという過程を説明頂きました。また、社会問題となっている長時間労働の削減については、業務の見える化・スリム化・共有化を進めると同時に外部講師による研修で社員の意識改革に取り組んでいることを述べられた上で「会社は社員に支えてもらっており、会社の一番の財産は社員である。仕事と育児・介護の両立支援や長時間労働の削減など社員の働きやすい環境を整備することが、結果として若手社員の定着や資格者の増加、ひいては仕事の質の向上に繋がっている」とこれまでの取り組みの効果をお話しいただきました。

その後は、中小企業における業務の効率化や人材育成の手法など幅広い内容について、出席者と活発な意見交換を行いました。

今後も連合山口は、様々な活動を通じて、中小・地場組合の支援に取り組んで行きます。

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